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会社の規模より一人当たりの売上!?生き残る為に重要な人間力

      2017/01/30

会社の規模より一人当たりの売上!?生き残る為に重要な人間力

様々な業種の大手会社が軒並み経営不振に陥る中、生き残るために必要なのは何なのでしょうか…

今、重要とされているものは会社の規模ではなく社員力とも言われています。

会社を成長させる為には、社員一人当たりの売上が重要になります。

あなたの会社の人間力は、この先を生き残る力となるのでしょうか…

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売上1000万規模になると会社設立に有利!

1. 消費税の納税義務と売上1000万円

売上高と会社設立の関係についても多く質問を受けることの1つです。
売り上げが1000万円を超えたら会社設立することを考慮しても良い、所得も400万円を超えたら法人成りを考えることも良い、と書かれているホームページや書籍が見られます。

これは個人事業を始めて1000万円を超えると、消費税の納税義務が2年後から始まることが1つの理由のようです。20万円以上の消費税を支払わなければならなくなるため会社を設立して、法人成りし、消費税の免税期間を延長した方が得だ、との考えによるものです。会社設立の費用は約20万円ですので、2年間消費税が免除になれば、おつりがくるという発想です。

2. 会社の費用が負担できるのが売上1000万円という考え

売上が1000万円超にならないと法人による費用の負担が出来ない、という考えです。
会社を設立して法人化すると、様々なメリットがあることは多くの人が認めています。
しかし、個人事業よりも法人になった方が必要書類も多くなり、決算書や法人税の納税申告書の作成報酬も多くなります。それらの諸費用を負担するには1,000万円程度の売上が必要だとする考えです。

引用元-売上高1000万円超えたら会社設立が有利? 法人成りと売上 東京 千葉

会社の規模=売上高ではない!

どちらの会社が優良企業か?
ちょっと極端な例ではありますが、下記の事例を見てみてください。

経常利益率10%の会社

A社:粗利益率50%の製造業

売上高     1億円
原価    5,000万円
粗利益額  5,000万円
固定費   4,000万円
経常利益  1,000万円

粗利益率3%の会社

B社:粗利益率は3%ですが、仕組みが出来上がっていて固定費が1人分の人件費や家賃などで100万円しかかからない会社

売上高     7億円
原価     6.79億円
粗利益額  2,100万円
固定費    100万円
経常利益  2,000万円

利益は2倍出ていますが、売上高経常利益率は約2.9%しかありません。

損益分岐点比率で考えよう

A社よりB社のほうが優良な会社だというのは何となく感覚でわかるのではないでしょうか?

しかし、売上高経常利益率で考えてしまうと、10%対2.9%ですから、A社のほうが優秀に見えます。

ここに売上高経常利益率で経営を考えることの間違いがあります。

大事なのは損益分岐点です。

損益分岐点は固定費÷粗利益額で求めることができます。

A社:4,000万円÷5,000万円=80%

B社:100万円÷2,100万円=4.8%

つまり、A社は100%-80%=20%、20%売上が落ちれば業績は赤字に転落します。

一方、B社は100%-4.8%=95。2%、95.2%売上が落ちなければ黒字が維持できるということです。

引用元-【VOL104】売上高経常利益率は◯%が良いという考え方は間違っている! | 経営ナビ

会社の規模よりも一人当たりの売上高が重要!

会社の生産性を見る

会社の生産性とは会社の資源を有効活用してどれだけ大きな利益を生み出せるかをみるもので、会社の資源のひとつである従業員の生産性を見る指標として1人当たり売上高や総利益、人件費などがよく使われます

1人当たり売上高 =  売上高
従業員数の2期平均

企業運営の効率性を判断

企業が効率的に運営されていれば少ない人員で大きな売上げを達成することができます。1人当たり売上高は企業の効率性を見る指標として使うことができます。

引用元-1人当たり売上高

従業員1人あたり売上高によって「従業員1人ひとりが頑張っているいい会社かどうか」が分かります。つまり、この指標は従業員の努力の大きさを表しているわけです。ですから、従業員1人あたり売上高の数値が大きければ大きいほど、従業員がよく頑張っているいい会社だということになります。

 これを会社側から見れば、従業員1人あたり売上高が高いということは、それだけ従業員という資源を有効に活用できていることになり、会社の人材活用が効率的におこなわれていることを意味します。このように従業員の頑張りや会社の人材活用の効率性を表しているのが従業員1人あたり売上高なのです。

引用元-いい会社の見分け方(5) 従業員1人あたり売上高 ~社員が頑張っている会社を調べる|山田康裕|日経カレッジカフェ | 大学生のためのキャリア支援メディア

規模よりも人間力!?社員一人当たりの売上高トップの会社

1位はトーメンデバイス。トーメンと2006年に合併した豊田通商系の企業で、半導体や液晶の専門商社だ。サムスン電子のDRAM・フラッシュメモリの扱いを主体としている。扱っている商品と専門商社という業態の特性があるかもしれないが、前期(2014年3月期)でみると113人で1747億円を売り上げており、1人当たり売上高は15億4561万円にも及ぶ。一方、営業利益率は1%台と収益率は決して高くない。

2位の富士石油(1人当たり10億9322万円)や3位東燃ゼネラル石油(同9億8266億円)などのように、上位には石油会社の姿が目立つが、原油市況の影響もあり、前期決算は赤字。業種・業態が同じだったり、近かったりする会社同士が、似通った数値になっているケースは少なくなく、1人当たり売上高が大きい企業であっても、必ずしも効率的に利益を稼いでいるワケではないという傾向も読み取れる。

1人当たり1億円の売り上げを稼ぐ企業は約400社。上場企業のうち1割強に当たる。未上場会社でも目安となりそうで、この水準を超えるとすればかなり優れているといってもいいかもしれない。

引用元-「1人当たり売上高」トップ500社はここだ! | 企業ランキング | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

小規模の会社で売上を上げるメリットは…

1. 小さい会社は自分の影響力が大きい

10,000人の中の1人として働くのと、10人の中の1人として働くのでは、当然一社員が会社に与える影響は違ってきます。社員数が少ない組織ほど、1人の社員の行動や業績が、会社のブランドや売り上げに直に響いてきます。責任が強くなると言えますが、評価されやすいともいえます。この点で最強なのは社員が1人(というか社長)しかいなくて、自分が2人目になれる環境です。会社の半分の存在になるため、起業の経済的なリスクをあまりおわずに会社に影響を与えて会社経営の楽しさを享受できます。

2. 小さい会社は自分好みの環境を作りやすい

自分の影響力が大きいことは、自分の望む職場環境を作りやすくなることを意味します。社員が5,000人もいれば、一社員の都合に合わせて組織や制度を変えることはできませんが、5人だけの会社であれば、一社員の希望をすぐにトップに伝えることができます。合理的な理由さえあれば、すぐに環境を変えることができます。小さい会社では、一社員のモチベーションや能率が業績に直に響くので、各社員が心地よく働ける環境をできるだけ用意しなければならない、という事情もあります。

引用元-小さい会社で働く14のメリット | perspective|東京のWeb制作会社|株式会社ベイジ|baigie inc.

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